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■8月13日
朝、オムツにはおしっこがしてあり その後、母と散歩へ。 もう自分の足でわりとしっかりと歩けるくうは 自力でうんちをしました。 介護を初めて知ったことですが、犬のうんちポーズは後ろ足が弱ると難しくなります。 途中までポーズをとっても、後ろ足がもたずふにゃっと地面に尻もちをついてしまうのです。 なので、8月3日に助け出され 歩くことが出来ないほど衰弱していたくうが、10日でこんなにも元気になったことが本当に嬉しく信じられませんでした。 散歩の後、久しぶりに涼しい間だけ・・と庭に放してやりました。 「久しぶりの我が住処よ~~」とウロウロするくう。 しかし、しばらくすると久しぶりのてんかん発作が起こりました。 以前ほどではないのですが、地面に倒れよだれを出していました。 その後も苦しそうな息づかいで、ウロウロ・・・・ てんかんのせいなのか、庭の壁などあらゆる所に頭をぶつけてしまいます。 「これ以上放すことは危険かも・・・」 結局、ケージに戻すことに。 ケージに入ってからもよだれが止まらず、時折軽い発作が起こります。 とても苦しそうにぜいぜい、はあはあするくう。 8日にてんかんの薬を軽いものに変えたのがダメだったのか? だから症状がまた出てきたのか? この日の診療は16時から。 まだ今は12時ごろ・・・。 迷いましたが、最初に処方されていた強い方のてんかん薬を与えることに。 薬を飲んでも、荒い息はおさまりませんでした。 この日は朝からご飯も水も拒否しています。 「くう、いきなりどうしたん?朝は元気にしてたやん・・・。」 家中がどんよりとした空気のまま、少しずつ時間が流れてゆきます。 15時半ごろになり、関節の体操をしようとそっと脚に触れました。 「硬い・・・・!」 くうの手足は、ピンと伸びたままカチコチになっていました。 「お母さん、くうの脚・・・まがらへん。めっちゃ硬い。泣」 この時私は、もうくうは間もなく死んでしまうと直感しました。 息はあるのに手足は硬直し、目の焦点も合いません。 息も「ゼイゼイ」ではなく、「フーッフーッ」という息に変わっていました。 診療前でしたが、病院に連絡すると 強い方のてんかん薬を与え、連れてこれそうなら来てほしいとのことでした。 病院までは片道1時間・・・ 泣きながら「もう虫の息なんです・・・」と伝え、一旦電話を切りました。 どれだけさすっても、手足は硬いまま動きません。 名前を呼んでも反応はなく、前をぼうっと向いています。 もうこの時は、息はあるものの意識はほとんどなかったのかもしれません。 どんどんと吐く息が細くなり、ある時フッと体の力が抜けました。 「ああもう死んでしまう・・・」と私は思ったのですが 母は逆に、「あ!元気になるかも!」と思ったそうです。(後から聞きました) 力の抜けた体は途端にやわらかくなり、手足もまがりました。 でもくうは少しずつ少しずつ息をひきとりました。 最後の息は、聞こえないほどかすかなものでした。 「苦しみに顔をゆがめて死ぬよりは、自宅で静かに死んでよかった。」 「長いようであっという間の15年だったなあ。くう、もうおらんようになるんか。」 母と二人くうをなでながら、涙が止まりませんでした。 くうはこの後、火葬場へ行きました。 私たちが子供のころから大人まで使った薄い掛け布団にくるみました。 静かな最後でした。
by pazmymorn
| 2017-09-11 16:31
| 老犬くうの介護記
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